渡邉 誠介

専門はなんですか?

都市計画・まちづくり、観光まちづくり

その専門で必要なことってなんですか? 

コミュニケーション能力。観察力。提案力です。図面をきれいに描けなくてもそれなりに何とかなる分野で(むしろラフなポンチ絵でイメージを共有できる方が重要)、意見の調整をするコーディネーターとしての力が求められます。高校などで生徒会や学祭実行委員会などをやっていた人はその経験を活かせる分野です。

その専門ではどのような仕事に繋がりますか?   

地方都市の都市計画行政の担当や、都市計画、地域活性化のコンサルタントなどです。 ただし行政は公務員試験に合格が必要となため別途受験勉強が必要です。コンサルタントはより経験や知識を求められる職種なので大学院進学してから就職が一般的です。

先生にとっての建築・環境デザインってなんですか?

例えてみると、いろいろな分野・技術が融合しているので「総合格闘技」的な性格と「プロレス」的な性格があると思います。その中で都市・まちは、感動を呼ぶエンターテイメント的「プロレス」に近いアプローチを持っている分野だと思います。

その理由はなんですか?

「この人は何が困りごとなのか」「この人はどんなことに喜びを感じるだろうか」ということを考えられることが必要です。エンターテイナーも観客の反応に応じて表現しますよね?つまり都市計画・まちづくりは左記のような共感する力とサービス精神が重要だと思うからです。

受験生にメッセージをお願いします。

多分、生きる力と協調する力が要求される分野がまちづくりの分野です。様々な経験はすべて皆さんの力になります。失敗も成功も苦労も「修行になるなぁ」とポジティブに考えられるメンタルを持ったら最強です。