川和 聡

専門はなんですか?

「プロダクトデザイン」と言って、家電製品や文房具や食器、車やバイクなど人々がより良い暮らしを送るための身の回りの製品のデザイン分野なのですが、その中でも私の専門は自動車やバイクを中心としたトランスポーテーションデザイン(輸送機器デザイン)になります。

その専門で必要なことってなんですか? 

まずは、絵を描いたりものを作ったりして表現することが好きだという「創造力」でしょうか。それ以外には、身の回りの様々なことに興味を持つ「好奇心」や、ものが動く仕組みなどに疑問を持ってそれを解決しようと考える「探究心」などが必要だと思います。

その専門ではどのような仕事に繋がりますか?   

家電製品や文房具や食器、車やバイクなどの工業製品を考えて提案・デザインをする「プロダクトデザイナー」という職業や、提案されたデザインを実物に近い形でモデリングする「モデラー」という職業、あるいは製品の色やテクスチャー(手ざわり感)素材などをデザインする「CMFデザイナー」などの仕事に繋がります。

先生にとってのデザインってなんですか?

難しい質問ですね。私にとってのデザインとは、自分があらゆることを考えるための”基準”とか”指標”のようなものでしょうか。

その理由はなんですか?

デザインってモノの色や形を美しくするというだけではなく、世の中の問題を見つけ出してそれを解決する考え方っていう意味もあるんです。デザイナーとして長年仕事をしてきたので、身の回りで起こる様々な問題を「デザインのかんがえ方」で解決してきています(笑)

受験生にメッセージをお願いします。

デザインを学ぶことは、自分が将来どのような価値観や思考力そして技術を身につけたいのか?あるいはどんな風に世の中に貢献してゆきたいのか?を考える良いきっかけになると思いますし、何よりも”楽しい”です。ぜひチャレンジしてみてください!長岡で待っています。