津村 泰範

専門はなんですか?

歴史的な建築や都市の保存再生のための計画や設計と近現代の建築・都市の歴史研究です。具体的には、建築保存継承、文化財や歴史的建造物を活かしたまちづくり、リノベーションまちづくりの技術・手法・制度・理念を研究しています。

その専門で必要なことってなんですか? 

いまあるステキな環境をより良いカタチにして次世代に引き継ごうという素直で優しいココロ。幅広く世の中のありとあらゆる現象に対して興味を持つ好奇心。その建築のある場所の歴史や背景を読み取ろうとする探究心。いろんなことに気付けるアンテナ。

その専門ではどのような仕事に繋がりますか?   

建築設計や建築施工やまちづくりに関わるありとあらゆる仕事。建築や都市の計画する発注する立場のシゴトもできるし、調査して考えるというプロセスを活かして設計するためのデータを提供する立場のシゴトにもつながります。また、専門家や一般向けに説明することも多いので、解説やファシリテートする立場のシゴトにもつながります。

先生にとっての建築・環境デザインってなんですか?

ぼくたちが代々受け継いできて、これから生きていくために重要な身の回りの環境を、より楽しくすること、そして、より元気にすること。多くの人たちの笑顔をつくるお手伝いをすること。

その理由はなんですか?

この世に生まれてきた以上、自分が関わることで少しでも社会や環境が良くなることが自分の幸せだから。先人たちのリスペクトできる知恵と遺産を、社会を豊かにするために次世代に橋渡ししたいから。世のため人のために働きたいから。

受験生にメッセージをお願いします。

楽しくなければ続きません。やりたいことではなく、やれることでないと仕事にはなりません。自分がやりたいと思うならやれるよう努力できる自信を持って、将来まで続けていけそうな分野をみつけてください。まだまだ人生長いです。太く長くいきましょう。