専門はなんですか?
建築設計・建築計画:現在も継続して行っている建築の設計実務経験に基づく設計手法や設計の実学、およびそこから抽出される建築計画理論を専門としています。
その専門で必要なことってなんですか?
なにより実学としての建築設計経験とそれを理論化・体系化して伝えるスキルでしょうか。
その専門ではどのような仕事に繋がりますか?
第一には建築のさまざまな設計分野。これには意匠設計のみならず構造や設備、さらに企画設計も含まれます。対象となるのは一般住宅から公共的な施設建築まで様々で、卒業生は住宅メーカーから組織設計事務所、アトリエ設計事務所、ゼネコンなど多岐に渡ります。いわゆる設計の仕事のみならず現場を管理する仕事や、いろいろなコンサルタントの仕事、マンションなどのデベロッパーなど幅広い選択肢があると言えます。
先生にとっての建築・環境デザインってなんですか?
「建築」を中心とした、われわれを取り巻く環境デザインそのもの
その理由はなんですか?
「建築」を中心とした環境デザインには空間的な拡がりと時間的な連続性があります。空間的な拡がりとは、身の回りの家具から室、そして建築、建築の外部空間、街、地域、さらには地球環境に至るまで、対象とする空間のスケールがグラデーションを成しています。これに加え、積み重ねられ続けている歴史には宝としての財産もあり、人類が反省すべき負の財産もあります。これら時空間の未来を創造するのが建築・環境デザインであり、それ以下でも以上でもありません。
受験生にメッセージをお願いします。
創造することに希望をもってください。その希望が創造の源であり、そして君の人生を切り拓くものとなるでしょう。